ドイツ研修報告 その1
2025.09.30
〜オッペンハイムでの交流と協定締結〜
2025年9月29日、ドイツ・オッペンハイムにある「オッペンハイム聖カタリーネンギムナジウム(Gymnasium zu St.Katharinen Oppenheim)」を訪問しました。
この学校とは、2024年9月からオンライン交流をスタートし、生徒たちが制作した紹介動画などを通じて、互いの文化や学校生活を紹介し合ってきました。そして今回、正式に連携協定を締結することとなり、副理事とともに、校長と生徒2名が学校を代表して現地を訪問しました。

初日は、オンライン交流に参加していた「JAPANグループ」のメンバーたちが歓迎の飾りつけをしてくれた部屋で挨拶を交わし、協定書に調印を行いました。
続いて、生徒たちによる学校案内がありました。

それから、800周年を迎えたオッペンハイム市の庁舎を訪れ、市長・副市長を表敬訪問しました。議場には、1994年に広島市長が署名した「平和首長会議」への加盟証書が飾られていました。
その後、学校の名前の由来ともなっている聖カタリーネン教会をご案内いただくとともに、パイプオルガンの演奏を鑑賞しました。
さらに、歴史あるライヒェンシュタイン城を見学し、夕食会にもご招待いただきました。
生徒の感想の一部を紹介します。
「日本グループの方々に校内を紹介していただき、見た目もシステムも日本との違いに驚きました。事前にドイツの学校制度について調べてはいましたが、改めて実際に体験してとても魅力的だなと思いました。特に驚いたのは共用スペースについてでした。我々の学校では室内の共用スペースが少なく、教室以外で勉強をしたり話し合いをしたりするにも先生に頼んで部屋を確保する必要がある一方、ギムナジウムにあった共用スペースの空間は利用内容、方法ともに生徒が使いやすく、先生の目にもとまる位置にあり工夫されていて素晴らしいなと感じました。附属福山での実現は空間的な制約を考えると難しいかもしれませんが、今後のアイデアとして提案したいと思います。」
「ヨーロッパの訪問が初めてで、本格的にヨーロッパの風景をこの目で見るのも初めてだったのですが、旧市街と新市街の対比が印象的で、旧市街の文化的な魅力に惹かれました。まるで昔にタイムスリップしたかのようなおとぎ話のような街並みが広範囲に広がっており、歴史的建造物などがここまで残っているものなのかと感動しました。私が住む地域にも文化的な建築が並び昔ながらの日本を体験できるエリアがありますが、オッペンハイムの雰囲気はまさに「日常」であり、ゆったりとした時間の流れを体験することができました。」
2025年9月29日、ドイツ・オッペンハイムにある「オッペンハイム聖カタリーネンギムナジウム(Gymnasium zu St.Katharinen Oppenheim)」を訪問しました。
この学校とは、2024年9月からオンライン交流をスタートし、生徒たちが制作した紹介動画などを通じて、互いの文化や学校生活を紹介し合ってきました。そして今回、正式に連携協定を締結することとなり、副理事とともに、校長と生徒2名が学校を代表して現地を訪問しました。

初日は、オンライン交流に参加していた「JAPANグループ」のメンバーたちが歓迎の飾りつけをしてくれた部屋で挨拶を交わし、協定書に調印を行いました。
続いて、生徒たちによる学校案内がありました。

それから、800周年を迎えたオッペンハイム市の庁舎を訪れ、市長・副市長を表敬訪問しました。議場には、1994年に広島市長が署名した「平和首長会議」への加盟証書が飾られていました。
その後、学校の名前の由来ともなっている聖カタリーネン教会をご案内いただくとともに、パイプオルガンの演奏を鑑賞しました。
さらに、歴史あるライヒェンシュタイン城を見学し、夕食会にもご招待いただきました。
生徒の感想の一部を紹介します。
「日本グループの方々に校内を紹介していただき、見た目もシステムも日本との違いに驚きました。事前にドイツの学校制度について調べてはいましたが、改めて実際に体験してとても魅力的だなと思いました。特に驚いたのは共用スペースについてでした。我々の学校では室内の共用スペースが少なく、教室以外で勉強をしたり話し合いをしたりするにも先生に頼んで部屋を確保する必要がある一方、ギムナジウムにあった共用スペースの空間は利用内容、方法ともに生徒が使いやすく、先生の目にもとまる位置にあり工夫されていて素晴らしいなと感じました。附属福山での実現は空間的な制約を考えると難しいかもしれませんが、今後のアイデアとして提案したいと思います。」
「ヨーロッパの訪問が初めてで、本格的にヨーロッパの風景をこの目で見るのも初めてだったのですが、旧市街と新市街の対比が印象的で、旧市街の文化的な魅力に惹かれました。まるで昔にタイムスリップしたかのようなおとぎ話のような街並みが広範囲に広がっており、歴史的建造物などがここまで残っているものなのかと感動しました。私が住む地域にも文化的な建築が並び昔ながらの日本を体験できるエリアがありますが、オッペンハイムの雰囲気はまさに「日常」であり、ゆったりとした時間の流れを体験することができました。」
🏫 中学2年生選択技術・家庭科授業 「コンクリートでエンジニアリングしよう!」
2025.09.19
建築・設計の魅力に触れる特別授業!
第2回目は、青葉設計事務所の越智寛高さんをゲストに迎え、建築・設計の世界について学びました。

万博会場の照明などを例に、都市計画から音響設計まで幅広い分野に触れ、意匠設計は「オーケストラの指揮者」のような存在だというお話が印象的でした。
越智さんは、依頼者との対話を重視しながら設計を進めることの大切さを話され、お茶室を4年かけて作った経験なども紹介してくださいました。写真で危険な階段の例を見て、視認性の重要性も学びました。
これから生徒たちは階段の設計に挑戦します。階段は避難経路にも関わる重要な要素。建築基準法を満たしているだけではなく、使う人の視点に立った設計が求められます。
最後に、階段デザインのアドバイスとして「たたき台をラフに描いて、図面はmm単位で正確に」「長く使えるデザインとは何かを考える」など、実践的なヒントをいただきました。
これからの設計活動が楽しみです!
第2回目は、青葉設計事務所の越智寛高さんをゲストに迎え、建築・設計の世界について学びました。

万博会場の照明などを例に、都市計画から音響設計まで幅広い分野に触れ、意匠設計は「オーケストラの指揮者」のような存在だというお話が印象的でした。
越智さんは、依頼者との対話を重視しながら設計を進めることの大切さを話され、お茶室を4年かけて作った経験なども紹介してくださいました。写真で危険な階段の例を見て、視認性の重要性も学びました。
これから生徒たちは階段の設計に挑戦します。階段は避難経路にも関わる重要な要素。建築基準法を満たしているだけではなく、使う人の視点に立った設計が求められます。
最後に、階段デザインのアドバイスとして「たたき台をラフに描いて、図面はmm単位で正確に」「長く使えるデザインとは何かを考える」など、実践的なヒントをいただきました。
これからの設計活動が楽しみです!
第68回学友祭 一般公開
2025.09.14
今年もたくさんの方にご来場いただき、全校生徒の思いと笑顔がつながった学友祭となりました。✨

各クラスの展示では、富嶽三十六景の撮影スポットや、600本の爪楊枝で作ったエッフェル塔など、驚きのアイデアが満載!体験型ゲームや食品販売もあり、どのコーナーも大賑わいでした。😊

吹奏楽、弦楽合奏、邦楽、書道、体操、軽音楽、天文地学、理工物理、イラスト、美術など、各クラブが日頃の成果を発表。手芸クラブの作品販売や、茶道クラブのお茶席も人気で、ほっと一息つける空間に、来場者の方々も癒されていました🍵クイズ研究同好会や有志団体の展示もあり、見応えたっぷりでした!
自由研究・発明くふう展出展作品展示では、生徒たちの探究心が光る内容がずらりと並んでおり、学びの楽しさを感じられるコーナーでした。毎年恒例のバザーも大盛況!交流の場としても、素敵な時間になりました。
今年も東福山駅~学校間の臨時バスを運行し、多くの方にご利用いただきました。交通渋滞もなくスムーズに運営できました。ご来場いただいたみなさま、そしてご支援・ご協力くださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。

各クラスの展示では、富嶽三十六景の撮影スポットや、600本の爪楊枝で作ったエッフェル塔など、驚きのアイデアが満載!体験型ゲームや食品販売もあり、どのコーナーも大賑わいでした。😊

吹奏楽、弦楽合奏、邦楽、書道、体操、軽音楽、天文地学、理工物理、イラスト、美術など、各クラブが日頃の成果を発表。手芸クラブの作品販売や、茶道クラブのお茶席も人気で、ほっと一息つける空間に、来場者の方々も癒されていました🍵クイズ研究同好会や有志団体の展示もあり、見応えたっぷりでした!
自由研究・発明くふう展出展作品展示では、生徒たちの探究心が光る内容がずらりと並んでおり、学びの楽しさを感じられるコーナーでした。毎年恒例のバザーも大盛況!交流の場としても、素敵な時間になりました。
今年も東福山駅~学校間の臨時バスを運行し、多くの方にご利用いただきました。交通渋滞もなくスムーズに運営できました。ご来場いただいたみなさま、そしてご支援・ご協力くださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
🏫 中学2年生選択技術・家庭科授業 「コンクリートでエンジニアリングしよう!」
2025.09.05
第1回は半井校長先生とのコラボ企画「コンクリートを知る」

クイズ形式で、コンクリートの世界生産量や歴史、セメントとモルタル・コンクリートの違いなどを楽しく学びました。
「えっ、コンクリートって水より安いの!?」

東大に保管されているモルタル試験体を見て、「強度テスト用かな?」と鋭い推理も飛び出し、校長先生を驚かせる場面もありました。
自己充填コンクリートや3Dプリント技術の紹介では、校長先生と企業との共同研究が報道された映像を見て、「コンクリート(=校長先生)ってすごい!」と目を輝かせる生徒たち。
授業の最後に紹介された吉田徳次郎さんの言葉
「よいコンクリートをつくるには、セメント・水・骨材のほかに、知識と正直・親切を加えなければならない」
ものづくりに必要なのは、技術だけではない、胸に響く言葉です。
次回以降は、半井研究室の学生の方々や卒業生の建築士の方を迎えて、設計やコンクリートの制作体験を行います。そして、金木工室の奥に生徒たちが設計したコンクリート製の階段を設置する予定です。
生徒たちの設計が形になる日が楽しみです。

クイズ形式で、コンクリートの世界生産量や歴史、セメントとモルタル・コンクリートの違いなどを楽しく学びました。
「えっ、コンクリートって水より安いの!?」

東大に保管されているモルタル試験体を見て、「強度テスト用かな?」と鋭い推理も飛び出し、校長先生を驚かせる場面もありました。
自己充填コンクリートや3Dプリント技術の紹介では、校長先生と企業との共同研究が報道された映像を見て、「コンクリート(=校長先生)ってすごい!」と目を輝かせる生徒たち。
授業の最後に紹介された吉田徳次郎さんの言葉
「よいコンクリートをつくるには、セメント・水・骨材のほかに、知識と正直・親切を加えなければならない」
ものづくりに必要なのは、技術だけではない、胸に響く言葉です。
次回以降は、半井研究室の学生の方々や卒業生の建築士の方を迎えて、設計やコンクリートの制作体験を行います。そして、金木工室の奥に生徒たちが設計したコンクリート製の階段を設置する予定です。
生徒たちの設計が形になる日が楽しみです。
2025.09.30 08:07
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