スキー実習最終日
2018.01.07

1月4日に始まったスキー実習も,いよいよ最終日の7日を迎えました。
途中,吹雪くこともあり,視界が非常に悪い中で滑らなくてはならないこともありましたが,山の気象のめまぐるしい変化を体験しながら滑るという,貴重なものでもあったと思います。夜中には新雪が少しずつ降り積もり,朝のゲレンデの状態はまずまずという,恵まれた4日間であったと言えます。これも,4年生の皆さんの,日頃の行いのお陰(?)かと,思います。
今日は,眼下に日本海がくっきりと見え,弓ヶ浜,中海,宍道湖まで望みながら快適に滑ることが出来ました。全くの初心者の人も,4日目になると,スキー操作がかなり自分の思い通りにできるようになり,技量に応じた各自の滑りで,楽しむことが出来ていたようです。スキーは非常に奥深く,その技術の習得には限りがないように思われます。けれども,一度覚えれば,年齢や技能に応じて楽しむことが出来るアウトドアスポーツの代表でもあります。過去の先輩の中には,実習を契機に指導員の資格までをも取得し,それが縁で生涯の伴侶を得た人もありますが,68回生の皆さんも,今後に生かせる何かがきっと掴めているものと思います。
大勢で食べる食事も楽しめたのではないでしょうか。昨夜のジンギスカンに舌鼓を打ち満足した人も多かったと思いますが,最後の昼食のカレーも,おかわりの列が例年以上に出来ていました。頼もしい限りです。
最後の閉校式では,生徒代表の挨拶がありました。今回の実習でスキーを楽しみ,上達しただけでなく,スキーを通しての自分たちの成長を振り返り,それらを支えてくださった雪花荘のご主人に感謝を述べ,今後の飛躍を感じさせるような内容であったと思います。
2020年には70回を迎えるようになる伝統ある行事ですが,また一つ,怪我なく有意義な歴史を刻むことが出来たことを,皆さんと一緒に喜びたいと思います。次年度も多くの人の参加を待っています。


2018.01.07 18:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第3日> 寺院群の訪問
2018.01.06

ホーコスタイランド訪問を終えて,ホテルに一旦戻り昼食をとりました。また,午前までの制服から私服に着替え,午後の研修に出発しました。
午後はまず,タイの有名な寺院群を訪問しました。最初に「王宮」と「エメラルド寺院(ワット・プラ・ケオ)」を訪れました。一昨年に国民から敬愛されていた前国王が亡くなられ,昨年10月に喪があけたというタイミングでの訪問ということもあって,前国王の肖像が多く立ち並び,各所に設置された祭壇の前でタイ国民が膝をついて深く祈りを捧げている姿を何度も見ました。次に船で川を渡り対岸の「暁の寺院(ワット・アルン)」と「涅槃寺(ワット・ポー)」を訪問しました。特に涅槃寺の仏像は,訪問前から様々な情報源を通して目にしていただけに本物を目の前にした感動と,その大きさに生徒は圧倒されていました。
3日目は,曇空から始まったものの,寺院群の訪問中には快晴となり気温は34度を超える暑さでした。初めて長時間タイの屋外を移動する中で,その暑さにまず圧倒されました。また,土曜日ということもあって,外国人観光客でどの寺院も大変賑わっていたことに,前日のJETROバンコクで説明いただいた,外国人観光客が多いというデータを身をもって体験することができました。
寺院群訪問終了後,市内のタイ料理のレストランで夕食をとりました。トムヤムクンなどタイの本格的な料理を味わうことができました。その後,外国人観光客向けの商業施設である「アジアティーク」を訪問し,お土産の購入を中心に自由散策を1時間とりました。小さな店舗が軒を連ねる中で,食料品やタイの工芸品,アジア雑貨など様々なものが売られていました。お店がひしめき合う中で,店員は道行くお客さんに英語や中国語,日本語などを駆使して話しかけ,最後まで相手の言語で対応して商売をしていました。そんな姿に,午前中のホーコスタイランド訪問時に後藤さんが言われた「目的があれば,人は何でも『上達したい(身に付けたい)』と思うようになるもの。」ということを思い出しました。
3日目は,これまでのJETROバンコクやホーコスタイランドを訪問した時に聞いたこと学んだことを,実際に実感する場面に多く出会えた1日となりました。

2018.01.06 20:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第3日> ホーコス・タイランド
2018.01.06

3日目のタイは,この時期のタイでは珍しい曇空の朝から始まりました。
朝食をすませると,この研修では一番早い7時30分にホテルを出発しました。40分ほどかけてホーコスタイランドに到着すると,当校の卒業生である後藤様と,事前よりメールで連絡を重ねていた門田様(息子さんが当校の卒業生)に出迎えていただきました。
後藤様より会社説明をしていただき,その後お二人の案内で工場見学をしました。質疑応答の時間では,生徒から「日本企業が海外進出進出する上で必要なことは」や「タイの食生活と健康との関係について」,「ホーコスタイランドにおける女性の雇用状況や従業員の勤務について」など個人の研究に関連することや話や工場見学を通して感じた率直な疑問を質問する生徒の姿がありました。それらに丁寧にお答えいただくと同時に「何故自分が学んでいるのか(学びたいのか),それがはっきりした時に意欲的になれるから,そこを考えていってください」,「壁をつくらない,思い込みや偏見で世界を見ない。それができたら,物事はより良い方向に進みます」と後藤様と門田様から激励の言葉もいただきました。
90分という時間設定の中で,会社説明から工場見学,質疑応答の時間までと過密なスケジュールでしたが備後から世界にはばたいている企業を訪問することができたのは生徒にとっても貴重な経験になりました。

2018.01.06 13:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第2日> スーパーマーケット実地調査
2018.01.05

JETRO訪問後は,ホテルに直行する予定でしたが,帰り道のスーパーマーケットに立ち寄り,タイの人々が日常使う商業施設の実地調査も兼ねた買い物の時間を30分作りました。
また,スーパーマーケットからは徒歩でホテルまで帰りましたが,その中にも道端の露店やたくさん行き交うトゥクトゥクなどタイの日常を存分に感じることができました。ホテルに到着後は,ホテル内のレストランでタイスキをいただきました。
研修2日目は,前日の長時間の移動や,30度を超える日中の気温,訪問先で何度も緊張を強いられる場面もあり,生徒は大変疲れたと思います。そんな中でも研修の目的を忘れず行動したり自分の研究に関する調査を一生懸命頑張ったりすることができた一日になりました。
2018.01.05 22:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第2日> JETROバンコク訪問
2018.01.05

チュラロンコン大学及び附属学校訪問終了後,いったんホテルに戻り午前の振り返りや,休憩・荷物整理の時間を1時間ほどとりました。
そして,16時からJETROバンコクで駐在員の鈴木様からタイに関する様々な情報をお話ししていただきました。今回の訪問に際しては,事前に生徒の課題研究のテーマや概要を連絡していたことで,研究に関連する情報や日本への留学経験のある現地スタッフにも同席いただき,タイの人から見たタイや日本についても話を伺うことができました。
質疑応答の時間では,生徒から「タイにおける女性の社会進出の現状ついて」や「学歴社会になりつつあるタイにおける今後の教育格差や経済格差について」,「今後進出がタイへの進出が期待される業態について」「洪水災害への対策の現状やこの分野での日本の支援の現状について」など,自分の研究に関する様々な踏み込んだ質問が矢継ぎ早に飛び出しました。それらの質問1つ1つに鈴木様と現地スタッフから丁寧な回答を得ることができました。
予定より30分も延長してしまったJETROバンコク訪問では,事前に進めていた個人の研究について重要な情報を得られた時間になったと同時に,テーマにしている問題に対する認識の甘さを実感した生徒もいました。そして,その国の環境・歴史・文化だけでなく,産業構造や経済状況といった視点も加味して考えていくことで,その国をより正しく理解したり,より適切に関わっていったりすることが出来るということを実感することができました。
2018.01.05 19:00 | 固定リンク | 行事

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