雨・雨・雨 本日は晴れ間がでました
2021.08.20
今年の福山の夏は,お盆前から雨続き。
この時期に各地の豪雨災害の様子の報道もあり,例年とは異なる夏になっています。
日本気象協会による福山の過去の天気でも,その様子を見ることが出来ます。
今日は青空が見えました。全天から言えば一部ですが,久しぶりに濃い青色の空が見えて,すがすがしい気分になりました。
慰霊祭
2021.08.06
福山附属の前身の学校の一つに,広島女子高等師範学校附属山中高等女学校があります。
山中高女は,1887年(明治20年)に創立された,全国でも3番目,広島県下では初めての高等女学校でした。第2次世界大戦中に山中高女が国に寄付されたことをきっかけとして,広島に全国で3番目となる官立の女子高等師範学校が設立されました。その際,従来の山中高女の職員・生徒は「広島女子高等師範学校附属山中高等女学校」に移管されました。
被爆時には,山中高女の校舎は現在の千田第一公園あたりにありましたが,校舎は全壊・全焼しました。
当時の山中高女の生徒達は,学年ごとにさまざまな軍需工場などで勤労奉仕に従事していました。中でも1・2年生は,現在の国泰寺町(旧 雑魚場町)で建物疎開の作業にあたるため集合したところで被爆し,多くの犠牲者を出すことになりました。広島女高師ならびに附属山中高女は,広島大学の旧制前身校のうち最も多くの被爆死者を出した学校です。
雑魚場町の荒神堂内には,周辺で一緒に作業をしていた広島女高師附属山中高女,ならびに広島県立広島第二高等女学校の慰霊碑が,並んで建てられており,8月6日には毎年,町内会と福山附属の同窓会組織 広島オリーブ会のお世話によって慰霊祭がおこなわれています。
今年も当校から,生徒を代表して学友会長,副会長,総務副委員長の3名が参列しました。8:00の開式後,学友会長による平和への誓いの献辞,学友会副会長による全校生徒が折った千羽鶴の献納。そして参列者の献花を終えた頃に8:15を迎え,参列者全員で1分間の黙祷を捧げました。
慰霊祭終了後には,参加した3名の生徒は被爆者の方から直接お話しを聞きました。
また,今年はその後,場所を変えて,広島オリーブ会の方々ともお話しをする機会をいただきました。
平和への思いを新たにする一日になったと思います。