第64回オリーブ会総会
2016.08.13
本日は,当校の同窓会オリーブ会の2016年度第64回総会が開催されました。
総会に先立ち,開会行事として教職員・会員物故者への黙祷の後,校歌合唱,会長挨拶と続き,総会が開催されました。総会後は,7回生の田村昌三東京大学名誉教授による「世界に誇る日本の花火」の記念講演が行われました。
田村先生のご専門はエネルギー物質化学という研究分野で,学識経験者として国内外数多くの競技花火大会の審査・助言に携わっておられます。花火の化学反応や,花火の設計と効果の発現などのお話のあと,2014年の大曲全国花火競技大会の最後を飾った大会提供花火「ボレロ」を動画で紹介いただきました。曲に合わせ,6分37秒で1800発の花火が次々と打ち上げられたようすは,終わりに向かって盛り上がる曲に合わせて,すばらしいの一言。一度は行ってみたいと思わせるものでした。
YouTubeでも「ボレロ」を見ることができます。
広島大学一斉休業日
2016.08.12
昨日,8月11日は「山の日」の祝日でした。広島大学は,8月12日~16日までを一斉休業日と定め,学校業務を停止いたします。何かご用の際は,恐れ入りますが,8月17日(水)8:30以降にご連絡ください。ご不便をおかけしますが,よろしくお願いいたします。
山中高等女学校原爆慰霊祭
2016.08.06
広島大学附属福山中・高等学校の前身の学校の一つに,広島女子高等師範学校附属山中高等女学校があります。さらにその前身である山中高等女学校は、1887年(明治20年)に全国でも3番目に開校した高等女学校です。太平洋戦争中に山中高等女学校は国に寄付・移管され,広島女子高等師範学校(こちらも全国で3番目の女子高等師範学校)ならびに附属山中高等女学校となりました。
昭和20年8月6日,附属山中高等女学校の生徒たちは学徒勤労動員により,学年ごとに軍需工場や建物疎開の作業に当たっていました。1・2年生333名は,雑魚場町(現在の中区国泰寺町:爆心地から約1.2km)での建物疎開作業に動員されていましたが,原爆により1名を残して全滅しました。他の学年や教員を含めると,387名が亡くなりました。
昭和21年以降,8月6日には学校があった千田町で慰霊祭が行われましたが,昭和27年に建物疎開の作業を共に行っていた,広島県立広島第二高等女学校とともに,雑魚場町の荒神堂境内(現・中区国泰寺町1丁目)に両校の「殉国学徒之碑(上左の写真)」を建立し,それ以降はこの場所で,両校の合同慰霊祭を行っています。遺族の方々ほか関係のみなさんが高齢化する中で,現在は当校の同窓会の広島支部である,広島オリーブ会に慰霊祭のお世話をいただいています。
当校からも,毎年,学友会長ほか数名の生徒が参列しています。今年度も学友会長田中くん,副会長松本くん,総務委員長井上さんの3名が参列しました。8:00の開式後,学友会長による平和への誓いの献辞,学友会副会長による全校生徒が折った千羽鶴の献納,参列者の献花を終えた頃,8:15を迎え,参列者全員で1分間の黙祷を捧げました。
本日の慰霊祭には,第二県女の卒業生の取材に来られた,NHK広島放送局の出山アナウンサーの姿もありました。
終了後,参列した生徒3名は,被爆当時,附属山中高等女学校の教員だった平賀栄枝さん(平賀副校長の母)から,当時の様子を取材しました。
その成果は,またの機会に・・・
蝉の抜け殻
2016.08.05