2019エンパワーメントプログラム 第1日その1
2019.12.23
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本日より,エンパワーメントプログラムが始まりました。
エンパワーメントプログラムとは,将来の日本を担う潜在能力の高い日本の若者を対象に,欧米をはじめとする世界の一流大学の現役大学生・大学院生を国内に招聘し,彼らとともに多彩なグループ・プロジェクトやディスカッションなどを通じて,新しい価値観・異文化への理解力を深め,グローバル感覚を培い,英語力の必要性に気付かせるプログラムです(ISAホームページより)。一人の留学生に対して5~6人の生徒がグループを作り,様々なトピックについて英語でディスカッションをします。今年度は本日から27日までの5日間開催します。
プログラムを進行するファシリテーターのジェイソン先生(カナダ・トロントのご出身だそうです)を中心に,7名の留学生のみなさんが,生徒を動かします。
最初はジェイソン先生から,このプログラムの目的についての説明がありました。また留学生のみなさんの自己紹介がおこなわれ,プログラムが始まりました。
生徒のみなさんの成長が楽しみです。
2年 歴史教室
2019.11.20
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2019年11月6日(水),社会科の行事として,「歴史教室」を実施しました。
例年ですと,11月5日の開学記念日に,4年生のオリーブの環や3年生の理科野外学習と同じ日に実施するのですが,今年度は11月5日が博物館の休館日だったため,1日ずらしての実施となりました。
中学校2年生は校内実力テストの終了後,ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)に集合し,まずは地下の講堂で博物館の先生から「草戸千軒町遺跡」についてのお話をうかがいました。その後,クラスごとに「2F実物展示室」「1F特別展」「地下2階バックヤード」を順に見学しました。教室以外で歴史を学べる,貴重な時間となりました。
草戸千軒遺跡は,1947年~1974年に当校に在籍された,社会科の村上正名先生のライフワークとして研究を進められた研究が,広く世間にこの遺跡を認知させることにつながった,当校と縁の深い遺跡です。
以下は,ウィキペディアでの村上正名先生の解説文(一部抜粋)です。
村上 正名(むらかみ まさな、1918年6月26日- 2002年2月9日)は日本の教育学者、郷土史家。
「東洋のポンペイ」と呼ばれる草戸千軒遺跡の発掘に尽力した。個人的な調査と資料をもとに草戸千軒集落の発掘と保存を粘り強く行政に訴えつづけ、1961年に福山市が行った発掘調査に続き、1973年に広島県により調査所が、1976年調査研究所を発足させるに至った。
3年租税教室
2019.11.13
オリーブの環 2019
2019.11.05
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本日は,当校と同窓会オリーブ会との共催による「オリーブの環2019」が開催されました。
この行事は,同窓会オリーブ会の1回生が,喜寿を迎えられた16年前に第1回が行われました。卒業後50年以上の年月をへて,多くの経験をしてこられた先輩から,高校に入学して,これから社会への歩みについて考え始める時期である4年生(高校1年生)に対し,お話しをいただくという趣旨で,今年度は第16回目を迎えました。
16回生を代表して,本日は柴崎清登先生と村上隆先生のおふたりからお話しをいただきました。
柴崎先生は,高校生の頃から自分は自然科学の研究者になるんだという思いを貫かれ,国立天文台野辺山電波観測所の所長を経て,現在は太陽物理学研究所株式会社を起ち上げられ,太陽の爆発現象の仕組みについての研究を続けておられるようすを,人生の中での「ゆらぎ」をキーワードとしてお話しくださいました。
村上先生は,東京大学の入学試験が学園紛争のために行われなかったという,人生の荒波にもまれながらも,京都大学ご卒業後,読売新聞社の記者として長年さまざまな取材や執筆をされてきた中で,印象に残っている出来事を中心にご紹介くださり,ものごとの見方,表現のしかたへの思いを伝えていただきました。
ご講演の後はB棟西側のオリーブ園で,記念植樹をしたオリーブを前に「植樹式」を行いました。
16回生の理事坂本様をはじめ,この会のためにご尽力いただきましたみなさまに感謝申し上げます。
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3年理科野外学習
2019.11.05
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本日,3年生は理科の授業の一環として,岡山県の弥高山公園とその周辺で地学的な内容を中心とする野外学習を行いました。
弥高山周辺の地層の観察では,堆積の時間的な不連続の様子がみられる「不整合」とよばれる地質構造を観察するなど,地層の広がりや長い時を経て変動してきた大地の営みについて学んでいきました。
弥高山山頂では,弥高山を構成する岩石の観察をはじめ,弥高山のでき方やまわりの景観から周辺の地形の成り立ちなどについて学んでいきました。
遠方からみる弥高山はこんもり盛り上がった印象を受けるのに,実際に弥高山を構成しているのは玄武岩。玄武岩質の溶岩であれば,なだらかな傾斜の山体を形成することが多いのに,こんもり盛り上がった山となっているのはなぜなんだろう…そんな疑問をいっしょに解いていきました。
また,まわりの景色を眺めると「千峰谷」とよばれる直線的に連続する深い谷がみられるのですが,そのでき方についてもいっしょに考えていきました。
本日は大陸からの移動性高気圧におおわれ,昨年に続き「天高く馬肥ゆる秋」と表現するのにふさわしい晴天に恵まれ,充実した野外学習の機会となりました。