ドイツ研修報告 その2
2025.10.01
〜研究発表とマインツ市内見学〜



2025年9月30日、ギムナジウム訪問2日目は、まず、英語の発展クラスに参加し、本校生徒が探究学習で研究していることを一人ずつ発表し、質疑応答を行いました。海外での英語による初めての発表はとても緊張したようでしたが、相手の質問の意図をしっかりと考え、的確に答えることができました。

次に、校長が数学の授業参観をしている間、生徒たちはJAPANグループのメンバーと折り紙で日独交流を楽しみました。



その後、校内の食堂で昼食をとりながら、生徒・教員それぞれが交流を深め、今後の交流発展を約束して、ギムナジウム訪問を終えました。



午後は、州都であるマインツへ移動し、今回の交流先をご紹介くださった先生のご案内で、自然史博物館,グーテンベルク博物館,ローマ遺跡,聖シュテファン教会,マインツ大聖堂を見学しました.グーテンベルク博物館では活版印刷の実演も見学しました。

生徒の感想の一部を紹介します。

「英語の授業に参加し、提言で行っている研究課題について紹介させていただきました。私の研究テーマは日本の社会問題についてで、「ドイツに行って紹介するものなのかな?」と少し不安ではありましたが、皆さん真剣に聞いてくださって嬉しかったです。また新しい視点が得られるかもと思い実施したアンケート調査では、質問に対する回答だけでなく提言の前提を見直すアドバイスを書いてくださる方もいて、今後の学習の大きな助けになりそうです。」

「英語の授業に参加し、研究発表をさせていただきました。私の研究テーマは言語や認知、文化・行動の関係性についてのものでした。ドイツも日本も関係のあるテーマでしたので少し話しやすかったです。普段の日本での発表とはまた違う緊張で、英語には多少自信がありましたがやっぱり少し怖かったのが正直なところでした。英語の授業は同年代のクラスに参加させていただきましたが、ドイツの同年代の人がとても大人びて見えてやっぱり多少違いは出るのだな、と思いました。」

「日本文化を通しての現地生徒との交流では双方向にたくさんお話ができてとても楽しかったです。生徒視点からみた学校生活や個人の生活などを聞いて文化的な違いはあれど共通点がたくさんあるなと感じて、世界は遠いようで近いんだなと感じました。学食のメニューを聞くと日本よりもかなりベジタリアンの選択肢が多く、後にニュルンベルクやハイデルベルクでの研修でも感じたのですが、ドイツの雰囲気全体としてとてもベジタリアンやハラールなどへの理解が深くてとても良いなと思いました。」

「先生は地理がご専門のようで、マインツの歴史や博物館について詳しく説明してくださいました。それまで緊張であまり英語を話せていなかったのですが、優しく接してくださり、博物館が好きなのもあって不安を忘れてたくさんのことを質問できました。1日の終わりに、拙い英語で失礼なことを言ってしまったかもと心配になっていた頃「あなたたちはこのまま進んでいけば明るい未来があります」と言ってくださいました。もちろん私の英語は雑なものでしたし、今の状況で満足していいということではありませんが、知ろうとする姿勢は大切にしていきたいと思います。」
2025.10.01 08:32 | 固定リンク | 行事

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